2014年05月18日

21g』21g』

人が死ぬと21gだけ軽くなるという話があるそうです. それは魂の重さだそうですが、チョコバーやハチドリと同じ重さだとか. しかしこの映画はその21g以上にすごくヘビーな映画でしたね. 主人公3人のやり切れない想いが交差することにより生まれる悲しさと虚しさ. チョコバーがスニッカーズかエアロかで悩んでいる次元ではありませんでした. 人の命とは? 生きるとは? について深く深く考えさせられる映画でしたね. 荒れた生活から立ち直り信仰の厚い男になったベネチオ・デル・トロが交通事故で死なせてしまったのは、ドラッグ漬けな日々から立ち直り幸せな生活を送っていたナオミ・ワッツの夫と娘. そしてその夫の心臓を貰い受けたのは死を目前にしていた大学教授のショーン・ペン. 一つの交通事故と一つの心臓がこの映画に登場する、それまで無関係だった3人の運命をいたずらに狂わせていく様がすごく虚しく、やりきれないものでした. 生きるって本当に辛く厳しいことなんだと思い知らされる内容の連続でしたね. もうすぐ公開を迎えるアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督の新作『バベル』の予告編を見ても気づいたことなのですが、この監督の作品に共通しているテーマっていうのは、人と人の関係で最も重要な「赦す」ということができるかどうかではないかと思われます. これは誰にでもある経験だと思いますが、怒りを覚えた相手を「赦す」時ってすごく勇気が必要ですよね. 自尊心だとか様々なものが邪魔してなかなか素直になれないものですが、勇気を振絞って「赦す」ことができた時は少し心が軽くなりますよね. でもその勇気が出せないがために繰り返される虚しさとやりきれなさ. そして後に残る嫌な気持ち. このイニャリトゥ監督はそんな平和に繋がる基本中の基本である「赦す」という行為がいかに大切であるかを様々な設定を用いて表現しているような気がします. サッカースパイク 私はまだ『バベル』は未見ですが、この監督の言わんとしていることは前作の『アモーレス・ペレス』を見たときよりも何となく分かってきたような気がします. 果たしてアカデミー作品賞候補にまでなった『バベル』がどのような作品になっているのか、今週末が非常に楽しみです. 深夜らじお@の映画館 は話題作『バベル』が今一番見たい映画です.
posted by FuruyaRiko at 01:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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